今回初めて個人サークルとして技術書典に本を出すことにしました。以下のURLから500円で購入できます。
techbookfest.org
同人誌を出すに至る経緯
私は元々ブログに自分の考えをアウトプットしたり、勉強会で発表することをある程度得意としてきましたが、一から同人誌を作るという経験がありませんでした。技術書典については前職はてなにいた頃に、Hatena Tech Bookへ寄稿するという経験はありましたが、一冊丸々書くことなんてできるのだろうか?という思いからチャレンジしてみました。
テーマとしては、直近自分が書いたブログや考えてたことで組織周りのこと(特にエンジニアのキャリアについて)が書きやすいかなと思い、その辺りの内容を改めて整理し直すことにしました。
実務経験としては、前職でテックリードとスクラムマスターしか経験していないのでそれ以外の役割についての実際はわかりませんが、現時点での自分の考えをまとめるのも十分価値があるのかもしれないと思って書いてみることにしました。
初めての同人誌の執筆で大変だったこと、面白かったことなど
今回オンラインのみの出展を選んだため、PDFさえ生成できればOKでした。Hatena Tech Bookの頃は id:kmuto さんが Re:VIEW の執筆環境を整備してくれた思い出があり、自分でもできるのではないかと利用してみました。上手くマークアップしていくと「本」っぽい形式になっていってとてもテンションが上がってよかったです。
内容については、最初のうちは「ほぼブログ記事書いているような気持ち」ではありましたが、ちゃんとした本のような構成や文章にするのに結構苦労しました。ある程度読みやすくしておきたかったので、一度書いたあとに何周か読み直しながら調整していきました。ChatGPT 4oにも校正を頼んだりしてとても便利にAIを活用しました。
恐らく同人誌の本当に大変な部分は印刷して部数を管理してサークル出展するところだと思いますが、今回そこはスキップしたので全然余裕はありました。もう一度オンライン限定で出展するのはできるイメージがありますが、オフライン出展は知見を全然持ち合わせていないので自信がないです。ただいずれどこかのタイミングでやってみようかなと思ったりしています。
そういえば表紙も自分で用意することに今回したのですが、原稿がギリギリまでやっていたこともあり余裕が少なかったです。それでも、Canvaを使ったらいい感じのデザインができそうとネット上の評判を見ていたのでそれを使ってシンプルめなものを用意することができました。
最後に目次を紹介しておきます。
目次
- 第 I部 ソフトウェアエンジニアの仕事って何だっけ?
- 第 1章 コードを書くだけがソフトウェアエンジニアじゃない!
- 第 2章 「すごいエンジニア」とはなんだろう
- 2.1 ソフトウェアエンジニアにはいろいろな「すごさ」がある
- 第 II部 会社員として求められていること
- 第 III部 「ソフトウェアエンジニア」には様々なロールが存在する
- 第 6章 領域と範囲と責任
- 6.1 領域
- 6.2 範囲
- 6.3 責任
- 第 7章 テックリード
- 第 8章 エンジニアリングマネージャー
- 8.1 エンジニアリングマネージャーの領域、範囲、責任
- 8.1.1 領域
- 8.1.2 範囲
- 8.1.3 責任
- マネージャーは人を管理する?
- 8.1 エンジニアリングマネージャーの領域、範囲、責任
- 第 9章 スタッフエンジニア
- 9.1 スタッフエンジニアとは
- 9.2 スタッフエンジニアの領域、範囲、責任
- 9.2.1 領域
- 9.2.2 範囲
- 9.2.3 責任
- スタッフエンジニアはピープルマネジメントをしなくてよいのか?
- 第 10章 CTO
- 10.1 CTOの領域、範囲、責任
- 10.1.1 領域
- 10.1.2 範囲
- 10.1.3 責任
- CTOは偉いのか?
- 10.1 CTOの領域、範囲、責任
- 第 6章 領域と範囲と責任
- 第 IV部 キャリアパスを考える
- 第 11章 どういう風にしてキャリアを考えるか
- 11.1 やれること、やりたいこと、求められていることの3つの軸を意識する
- 第 12章 自分の理想なキャリアに向かうためには
- 12.1 理想とのギャップを埋めるためのプランを立てよう
- 12.2 身近なエンジニアに相談しよう
- 第 11章 どういう風にしてキャリアを考えるか
- 終わりに