yapcjapan.org
前夜祭からアフターイベントまで全部参加しました。楽しかったです。プロポーザルも出してはいたけど落ちちゃったので、またの機会に出直したいです。
イベントもトークもどれも最高だったのは言わずもがなという感じなので、トークの合間の「廊下」とか懇親会で話した話題について書こうと思います。
退職・転職話
自分が 株式会社はてなを退職します - stefafafan の fa は3つです という記事を先日公開したところというのもあり、退職おつかれさまでしたとか次の会社はどこですかみたいな話を何人かにされました。初めての退職なのでこういう風に話しかけられることも新鮮な気持ちでした。
印象に残っていることははてなOBに言われた「すてにゃんが思っている以上に、はてなのコードのベースレベルは高いので、もしかしたら他の会社にいくとギャップに驚くかもしれない」的なことですね。確かにはてなで少なくとも新しく書かれるコードをレビューするときに「さすがにこれは」と思ったことはないし大体のエンジニアはモチベーション高く働いていた。知識や経験不足はあったとしても、あえて適当なコードを書く人はいない。まあ今後のキャリアで他社がどんな感じなのか目の当たりにするのは楽しみですね……。
お金やキャリアみたいな話
30代以上の人、お金や健康の話しがち。
転職の話から、すてにゃんにはもっともっと年収あげまくってほしいと言われたりして、なんだかやる気がでてきました。まあ、お金が全てではないけど、大事ではある。
こういうツイートしたら、キャリアの話になったり。まあ、本当にCTOになりたいかはちゃんと考えた方が良さそうだけど……。*1
めっちゃよくて、CTOになろうという気持ちになってきた!! #yapcjapan #yapc_i
— すてにゃん (@stefafafan) 2024年2月10日
お金は貯蓄率を考えてどうのこうのとか、ローンをなるべく素早く返済して云々みたいなことをずっと言われた。FIREやサイドFIREしたい人の考え方だなと思いながら聞いていた。まあお金に関しては結構考え方人それぞれなので、最終的にはその場にいた他の若者(?)にも自分自身でちゃんと考えて決めていってほしいなと思ったりした。
技術イベントのハードル
イベント主催しているみたいな話をしている人に対して、「初心者向けイベントもいいけど、ハードルの高いイベントをあえてやるのもいいよ」みたいな話をしているのを横で聞いていた。
YAPCに初心者がプロポーザル出すのはもしかしてハードル高いかもしれないし、RubyKaigiとかもかなり高いらしいけど、「何言ってるかよくわからないけど面白い」みたいな感じで一定の需要があるということで確かにですね、と思った。
カンファレンスはエンジニアが大量に集合する場で、みんなが理解できるようにレベルを下げると一定以上の人に対しては面白みがなくなっちゃうので、レベル感のグラデーションはほしいですね。
勉強とイベント参加のバランス
「イベントに沢山参加していて本当に楽しいけど、最近勉強する時間が犠牲になっていて困っている」みたいな悩みを聞いて自分なりの回答をなんとなく話したりしていた。
その時言ったことは「何のためにイベントに参加するのか目的をあらかじめ明確にするのがいいのではないか」と「イベント参加と自分の時間の割合をざっくり決めておけば、今月既にN時間使ってるから一旦参加見送ろうとかできるかもしれない」などでした。
結局考えは十人十色なのであまり自分の考えだけが正しいみたいな感じでは話したくなくてちょっと気をつかった。でも目的を明確にするのはよさそう。「自分の考えをまとめて人前で披露してプレゼンスをあげたい」とか「仕事で色々悩んだトピックスについて実際に他の人に話を聞いて情報集めしたい」とか「コロナ禍もあって単純に人との交流がほしい」とか。
あと、悩みを相談してくれた方はまだエンジニア歴浅かったので、今いろいろなトークを聞いて「へ〜いろいろあるんだな〜」と面白く思えたとしても、結局仕事などで実際に一度失敗した後にトークを聞いたらより身に染みるし納得感が増すので、先に情報集めして慎重に仕事するよりは、一旦自分なりに仕事でいろいろチャレンジしてハマったら公開されている色んな知見を集めて自分の学びに繋げられるとよいかもね、みたいなことを言ったりした。
ちなみに自分もこういうこと言いながら、結局今回のYAPC特に何もトークしていないし、たまたま元はてなで退職を発表した直後ということで話しかけられがちなだけで何も偉大なことをやっていないから、がんばりたいな..という気持ちになったりしていた。
イベント参加して色んな人が話しかけたりしてくれて謎に自己肯定感あがるのと同時に、俺には代表作みたいなものもないし特にすごくないからなんとも、みたいな戒めの気持ちみたいなのがもやもやとある
— すてにゃん (@stefafafan) 2024年2月11日
またいつか開催されることに期待
もしまたいつか開催されるなら絶対また参加したい!おつかれさまでした。
*1:そもそも前提としてはLayerXの松本さんの発表で突然モチベが湧いたというのがありました。YAPC::Hiroshima 2024にてゲストスピーカーで登壇しました #yapcjapan - LayerX エンジニアブログ