年末年始暇だったので本をいくつか読んだ、その一つが「なるほどデザイン」でした。
デザイナーがどういう思考でどういうプロセスでデザインを詰めていくか、というのがわかりやすくまとまっています。見どころはやはり全ページ画像や例が豊富で、しっかりテキスト部分などを読んでいっても1-2時間で全部読めます。自分はそもそもデザイナーではなくWebアプリケーションエンジニアなので、これ読んだとしても日頃の業務にはそのまま活かすことはなさそうですが、Web系エンジニアとしてはデザイナーと会話をして一つのプロダクト・機能にコミットして進める仕事はしているのでデザイン側のこともちょっとは意識したい。
第1章ではデザイン作業に飛び込む前に、まず「どんな人に」「何を」「なぜ」「いつ・どこで」メッセージを伝えたいかを考えて、そこから「図解・ラフ」「方向性決め」「骨格」などを作っていくということが書いてあり、これはアジャイル開発だ！と勝手に納得しました（どちらかというと、着手不能なタスクを着手可能にしていく作業っぽいので、スクラム的にはスプリントに入る前段階っぽい気もしますが、インクリメンタルにすすめているという意味で……）。
第2章以降は「デザイナーの七つ道具」の紹介とか、こういう場合はこのデザインがいまいちでこのデザインはOKという例が沢山続いていて、デザインのことは何もわからなくても「なるほど」となります。
読んだ直後の自分は「色」とかの章に影響されて社内で使っているサービスとかの色合いを調整したくなりました（影響を受けやすい）。
「なるほどデザイン」読んだら会社で使ってるScrapboxの、文字を強調するために色つけたり文字大きくしたりしてるカスタマイズの色やフォントを調整したくなってきた
— すてにゃん (@stefafafan) 2022年1月3日
ノンデザイナーズ・デザインブックも家の本棚にあるので、そのうちそっちも読んでみようと思います。
