2022/10/25までKindleのセールで半額になってたのもあって買って読みました。
投資をやったことない人にとっても、なんとなくやってる人にとっても良い本でした。基本的にはインデックス投資を進める本ですが、ただNISAやiDeCoを勧めるというよりはわかりやすい文章でどういう理屈でインデックス投資をし続けると良いのかとかが書かれていました。"はてな界隈"ではしょっちゅう普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方 - hayatoが引用されていますが、まあ似たような結論ではありますが、もっとやさしくわかりやすく書かれているという雰囲気です。
個人的に面白かったのは、生活防衛資金は生活費の2年分あると安心ですとか（多いなと思いましたが、著者のリーマンショックのときの経験などが元となっているのだろうなと思ったり）、どうしても売りたくなったときにとどまるためのコツが載ってたりとか（長い目でみたら暴落しても我慢してつみたて続けられると良いため）、「出口戦略」的なことも書いてあったのもよかったです。
私もいまは確定拠出年金とつみたてNISAを駆使してインデックス投資していますが、現時点ではただしているだけで、40歳や50歳になったときの自分のリスク許容度や目指すポートフォリオについては何も考えていないし、自分の資産が突然半分になるような暴落も経験していないため実感湧いていなかったですが、この本読んでからはちょっと意識するかという気持ちになれてよかったです。250ページくらいでサクッと読めるのも良いですね。
なお注意点としてはこの本は2017年の本ということですかね。そういう意味では同じ作者の「ほったらかし投資術」第3版のほうが今年発売でよかったかもしれない（読んでない）。目次をざっと見た感じでは似たような話をしているが、新NISAやコロナの話題が盛り込まれていそう。
