転職や異動をすると、その異動先で採用されているツールや技術が自分の触ったことのあるものと違っていたりすると「前触っていたあれのほうがよかった気がする」と思う人も多い気がする。手に馴染んだツールが良いと感じるのは普通のことだし、 人間は急な変化には防御的になりやすそう。
ただ、そういう感じに反射的に「こっちのツールや言語、ミドルウェアが良い（なぜなら私はそれに慣れているから）」というコメントを出すのは根拠が薄いし、印象も悪い。そもそも現状の何が悪いのか課題を明確にしないうちにそういう反応をするのは健全ではない。なので、新しい仕事の仕方に遭遇した場合はまずそれを受け入れて、その仕事の仕方の中で最大限やれることをやってみる。その上で課題が明確になったら初めて良し悪しについてコメントできるようになると思う。
ふんわりとした話を書いているけど、最近これを感じたのは新しい会社のドキュメンテーションツールを触ったときでした。私が今まであまり使ってこなかったものだったので入社当時は「慣れないな」と思っていましたが、いざそのツールの使い方や世間でのTipsを吸収しちゃんと使うようにしていったら「結構良いツールかもしれない」と思ったりしたのでした。まずはちゃんとそのツールや仕事の進め方にそのまま沿ってみて、課題感の明確化はその先にある気がする。
