最近活字をもっと読みたいという気持ちになってきて、『俺ではない炎上』を読んでみることにしました。知ったきっかけはXのフォローしている人のポストをみて評判が良さげだったためです。
長らく気になってた『俺ではない炎上』、気づいたら文庫版になってた。Twitterの描写が全体的にリアルすぎるの笑う。面白かった!https://t.co/Ll9G41Bpyr pic.twitter.com/kDotiyuvt8
— mochiko (@mochikoAsTech) 2024年7月21日
俺ではない炎上 https://t.co/hbuiZUBe9D
— あーちゃん (@ahchang) 2022年8月27日
六人の嘘つきな大学生もショーハショーテン(小畑健の最新作)も面白かったので読んでみたら一気に読んでしまった。他の作品も読みたい
感想 (ネタバレなし)
「炎上逃亡ミステリー」ということで、初っ端主要キャラが殺人の容疑で警察や民間人に追われるが、身に覚えがないのでひたすら逃げ続ける、その中で真犯人を探す、みたいな話でした。導入からとてもストーリーに引き込まれて、真相が気になってしょうがなくてどんどん読み進めていけました。おもしろい。「炎上」要素は、Twitter (現X) でひたすら無関係な人々にあーだこーだ言われて炎上しているという状況で、これらのSNS上の反応も妙にリアルで「もしも自分が同じような状況になったらどうなっちゃうんだろう」みたいな気持ちにさせられて緊迫感がありました。
結局犯人は終盤になるまで全然見当がつかなくてよかったのですが、結果として「なるほど」とは思いつつも、「100%しっくりきた」という感じは正直なかった気もします。あまり深くは書きづらいですが、細かい点での矛盾というか納得感が少しだけない部分もあったようにも思える。とはいえ、全体としては面白かったので十分おすすめできます。
この作者といえば『六人の嘘つきな大学生』という作品が有名らしいので、これはこれで少し気になってきました。そのうち読んでみようかと思ってきています。