こんにちは。
名前だけ知っていて見ていなかったこちらの作品をふと思い立って全話見ましたので感想を書きます。「カイジが好きなら好きかも」みたいなコメントをネットで目にしたが見終わった感想としては「似てる要素はあるけど別作品ですね」でした。この記事ではちょっとだけそれについて書いてみます。
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類似点について簡単にまとめるとこんな感じでした。この辺りみてると確かに「カイジでこの展開見たことあるな」という気持ちにはなりました。
- 主人公は借金があるにも関わらず日頃から競馬などのギャンブルをしてお金を増やそうとするような人物
- 謎の組織主催の多重債務者を一箇所に集めての高額ギャンブルに招待される
- 組織側 vs. 多重債務者のやり取りの構図が似ている
- カイジでいうところの「希望の船エスポワール号」で利根川が多重債務者にたいして色々とコメントする部分に、イカゲームでも近い構図がある
- 高所で向こう側までみんなで渡る、「人間競馬」的なゲームがある。VIPに実際にどの「馬」がゴールするかお金がかけられている
- カイジでは鉄骨渡り、イカゲームではガラスの上を渡る
細かいポイントを抽出するとたしかに上記のように「似てるじゃん」と思うこともあった。でもイカゲーム全話をみて、カイジは原作を最新話まで追ってる自分からすると違うところのほうが多い。
- カイジでは人はさほど死なない
- 多重債務者がギャンブルに負けるとカイジでは労働施設に送って延々と働かせることが多いので、イカゲームのように簡単に殺したりしません
- また帝愛グループ兵藤の性格的にも、債務者を殺すことよりも痛めつけて自分がいかに安全圏にいることを実感するのが嬉しいというキャラなのでやっぱり基本的には殺したりはしない
- カイジではそれぞれのギャンブルの中で人生論が語られる
- 限定ジャンケンでは利根川が債務者たちをずっと人任せで生きてきたクズであるという話をしていたり
- 鉄骨渡りでは人はみな孤独でできるのはお互いに声をかけあうことだけという話題が登場したり
- カイジの悪役は全員キャラが濃く、愛せる
- 利根川、兵藤、黒崎、大槻、一条などカイジでは帝愛グループ周りのおもしろメンバーがギャンブルごとにどんどん登場してみんな面白い
- イカゲームでは敵役は基本全員終わりまで仮面をかぶっていてキャラを出さないようにしている。これはこれで別の不気味さは出している
イカゲームも面白い
どうしてもカイジが好きなのでカイジの話を沢山してしまうが、イカゲームは普通に面白く自分も展開が気になってほぼ1日で全話見てしまいました。なんだかんだ先の展開が気になるのと、最初は気づいてなかった伏線が地味にはられてたりしており、考察ブログやツイートがいくつかあがってるのをみて「たしかに」となったりした。
個人的にはカイジのテーマとは別の作品ですというのを主張したくてちょっとこの記事書いてみましたが、そもそも別々の作品を比較するのもどうなのというのもあるし、面白いのでOKです。
こちらからは以上です。