stefafafan の fa は3つです

"すてにゃん" こと id:stefafafan のブログです

TSKaigi 2024 に参加してきた #TSKaigi

こちらのイベントに参加したので感想をブログに書きます。
tskaigi.org

セッション

いくつかのセッションを聞いたり廊下に出て人と話したりしていました。セッションの中で印象に残ったものをいくつか軽く感想を書きます。

Keynote: What's New in TypeScript

初っ端からDaniel Rosenwasserさんが発表されていてすごい!と素朴に思いました。主にTypeScriptの新機能についてVS Codeでサンプルコードを出しながら紹介という感じでした。英語での発表でしたが日本語翻訳の文字も出ていて親切でした(ただ私は会場の後ろのほうにいたので字はあまりみえませんでしたが)。
devblogs.microsoft.com

Regular Expression Syntax Checking なんてものがあるのがすごいなと印象に残りました。

MicrosoftのDevBlogにこういう情報が載ってるなら追うべきだなと感じて、早速RSSフィードを個人Slackに流すことにしました。

フロントエンドもバックエンドもインフラも… 全てをTypeScriptで統一したらこうなった!

JSで書いていた経験から、TSになったらこんなに嬉しいことが!という話を最初されていて丁寧な発表だなと思ってみていましたが、途中から全部TSでやってます!Hono使ってます!Codespaces!って話になってめちゃくちゃモダンな構成でいい意味で意表を突かれました(?)

本題とはずれますが紹介されていた会社のハンドブックにテックリード研修とかが載っていて面白いなと思ったりしてみていました。
engineer.toggle.co.jp

TypeScript 関数型バックエンド開発のリアル

伊藤直也さんの発表、立ち見でみていたので全然パソコンでメモは取れなかったですが、Railway Oriented Programming というキーワードが印象に残りました。

Domain Modeling Made Functional という本も若干気になりましたが、積読本が無限にあるので読むとしても今すぐではないかな..と思ったり。

複雑なビジネスルールに挑む:正確性と効率性を両立するfp-tsのチーム活用術

実は私が4月から加入したチームのテックリードによる発表で応援もかねて聴講しました。課題の背景の紹介が丁寧でわかりやすくてよかった。

fp-ts というか、関数やエラーの合成ができるとこういう風にいいよね、みたいな感じだったのでこの前の伊藤直也さんの話と繋がるところがあると感じた。

余談ですがカケハシ入社前に僕も fp-ts に関するLTを申し込んでいました。TSKaigiが開催されている頃には入社してバリバリ fp-ts を使ってLTできるまでにはなっているであろうと見込んで応募していたけどそちらは落選してテックリードの話が通ったので結果オーライとなってよかった。

ハードウェアを動かすTypeScriptの世界

タイムテーブル的に他のトラックが人が沢山集まっていそうだったので、自分の知らない世界を聞くのも兼ねて聴講してみた。ハードウェアプログラミングは定型化されていないところを様々な選択肢やアイデアを考えて課題を解消するという面白さがあるみたいな話がされていて、とてもおもしろそうだなと思った。

確かにC言語でハードウェアプログラミングに入るよりは、自分の慣れ親しんだ言語(TS Kaigiの人ならTSとか)を使って入門するのは良さそう。

Denoで作る快適な “as Code” プラットフォーム

Shisho Cloudというプロダクトで、ユーザがGraphQLスキーマとTSを書いてカスタマイズできるというのはいいなと思ったり、「TS実行基盤はDenoベースのRust製サーバー」というエンジニアリングとして単純に楽しそうなことしてるな、いいなって思ったりした。DenoもRustも詳しくないので何もわからないが..

会場やブース

Openingやキーノートの時は一時的だけどトラック1と休憩室の間の仕切りが外されていて広くスペースが使えてよかった。懇親会のときもそうかな?「個人スポンサー優先席」みたいな概念があるのも面白かったですね。

自分の今所属している株式会社カケハシはコーヒースポンサーをしていたので、コーヒーブース周辺に自分もよくいました。3杯くらい飲んだ、美味しかった。ものをもらうのも嬉しいけどこういう飲み物食べ物系も嬉しい。

一点あるとしたら、トラック1と2/3で階が別れていたので若干行き来しづらかったのと、廊下がオープンスペース感があって少し長居しづらいかもというのはありました。でもスポンサーブースの近くにソファーがいくつかあったので疲れた時に休憩できて助かりました。

サイト (nitpick)

サイトのセッションのリンクとかが https://tskaigi.org/talks/drosenwasser みたいな感じになっていて、欲を言えば document.title にセッション名が入っていてほしいとか、来年以降2025年に同じ人が再び登壇する場合どういうURLの構成になるんだろうかとか細かいことを思ったりした。

全体的に楽しかった、ありがとうございました!

セッションも全部興味深かったし、色んな人と交流できて楽しい会でした!オフライン参加できてよかったです。また似たようなイベントがあったら参加して今度は登壇したいですね!