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"すてにゃん" こと id:stefafafan のブログです

PHPカンファレンス北海道2024 本編をオンラインで視聴しました #phpcondo

以下のイベントを自宅からオンラインで配信を見ました。
phpcon.hokkaido.jp

元々自分はPHPerではないですが、地元で開催していたPHPカンファレンス福岡2023に参加してとても楽しかったので興味を持ってみてみました。なお2024年はPHPカンファレンス界隈(?) は非常に盛り上がっているらしく、1月〜6月は毎月国内のどこかでPHP関連のカンファレンスが開催されているらしいです。

本編の発表に対する感想

前夜祭の様子とかはみてなかったので、本編の登壇について軽く感想を書きます。

「DI」と仲良くなる

DIといえばDependency Injectionの話かなと思って聞いていたら、Dependency Inversionのほうから入っていてふむふむなるほどと思って聞いていたら、最終的にInjectionの話に繋げていて気持ちがよかったです。
PHPを例としていますが、別に普通に理解できるようなコードだったのですんなり理解できるいい発表でした。二つのDIの関連性についてあまり考えたことなかったのでなるほど、と思いました。

日本PHPカンファレンススタンプラリー2024とその実装

PHPカンファレンスって2019年も全国8箇所くらいで開催してたんですね、と過去の歴史のこと知らなかったので今年だけ急にというわけではないことがわかってよかったです。
締め切り駆動で動くものを出していってるのはいいですね。見習いたい。

昼休み休憩中セッション

休憩中の特別セッションも配信でみることができました。「PHPってPerlっぽいところあるな〜」とか思ってたら「PHPはみる人の心を映す」って話でそうだよなという気持ちになって面白かったです。それはそうと考古学的なことをして資料まとめられていてすごい。

例外を投げるのをやめてみないか?あるいは受け入れてみないか?

PHP書かないのでPHPの例外についてはあまりわからないですが、言いたいことは「ライブラリに頼らず、自分の理解しやすい形で扱えるとメンテもしやすくて便利」「try catch よりもネストが浅くかけると便利」という感じなのかなと理解した。
Goの例外に関する記述とかも参照していてそれなりにその思想と考えがマッチしてるのだなと。この辺りある程度自分の信念というかちゃんとした考えやスタンスがないと難しいですね。

ベテランのバグ調査の秘訣、こっそり教えちゃいます。

障害などが発生した時にまず第一報を出しつつ、原因切り分けてから再現するかを確認する、切り分けのためにコンポーネント・レイヤーで考えるというようなことが丁寧に話されていてエンジニア歴が浅い人などに特にありがたい発表かなと思いました。
個人的には考え方は基本的によくて、あとは職人による調査のスキルの伝授というよりは現代はオブザーバビリティの確保をしっかりやりましょうになっていくんだろうな、みたいなことを思ったりした。

失敗例から学ぶSOLID原則

序盤の事例紹介が、マルチテナント向けの共通化をしようとして上手くいかないみたいなケースの具体例の1つという感じでPHPは書かなくてもとても「ありがちだね〜」という感じでよかった。人前で発表する時は上手くいったことを話しがちだから失敗例から話すのはよいですね。
まずはYAGNI的な考え方が大事なのかなと思いつつ、SOLID原則はそういえば普段特に意識してなかったので見直してみてもいいか、とはちょっと思った。

測って見直す開発習慣 可視化を進めて私たちに起きた変化

可視化をしてその上でやれる改善をしていくみたいな話だった。Four Keysとかレビュー時間の話はそうだよねという感じだけど、途中の「のびしろ」の部分で環境や人に注目してどういうところを改善できるかという部分が、さらっと流されている感じではあったけど結構色々なトピックスが列挙されていてよかった。そういえばはじめに「可視化を主導するのはEMの役割の一つ」と書いてあってなるほど〜と思った(EMの役割、チームや会社によって色々ありそう)。

リーダブルSQL [より良いSQLを書くためのシンプルで実践的なテクニック]

普段BigQueryで集計とかしないので、クエリ書きまくってる方にとって特に大事なんだろうなと思いながら聞いていた。CTEやWindow関数は全然使ってきていないので、使ってみようという気持ちにさせられました。

コードを計測することで捉える問題点

循環複雑度を測ったことはあるものの、真面目に向き合えたことないので偉いなと思った。「レガシーソフトウェア改善ガイド」という本がちょっと気になってきた。あと「Software Architecture Metrics」も。

配信・イベントに対する感想

YouTubeで配信を家でみていましたが、非常に安定していて、登壇者もスライドもみやすくてよかったです。音についても、発表間のナレーションの声もものすごく聞き取りやすいものでありがたかった。

イベントがシングルトラックだったので、Go Conference mini 2023 Winter IN KYOTO の時もそうでしたがみんなで同じ発表で一緒に盛り上がれるのがよかったですね。一体感が感じられてよい。

北海道現地にいってる方のポストみてるとひたすらに美味しいもの食べていそうだったので羨ましかったです。何かの機会で北海道いくことがあったら現地で他のエンジニアの方といつかわいわいしたいものです。このたびはイベント配信ありがとうございました。

この記事は すてにゃん Advent Calendar 2023 - Adventar 17日目の記事です。*1

*1:なかなか2023年から抜け出せないでいるけど1月中に終えておきたい。