同僚に紹介してもらって、こちらのイベントに参加してみました。いくつか学びあったので感想簡単に書きます。XP祭りは初参加。
xpjug.connpass.com
自分のしたい、から、みんなのしたい、へ。 (Appreciative Inquiry behind Extreme Programming)
恥ずかしながら Appreciative Inquiry というフレーズをこの発表で聞いて初めて知りました。問題解決のときの考え方で、個々の問題の解消法をそのまま考えるのではなく、ポジティブにうまくやれていることを伸ばす考え方とのこと。KPTのような振り返りをするときについProblemに気が行ってしまい、どんどん課題を見つけてTryしていこうと思いがちなのも完全に思い当たる節があるので、Appreciative Inquiry はいかにも良さそうという気持ちになった。KPTをやるときはKから直接Tを出しても良いという話もあってよかった。
このエントリもあとでまた読もうと思う。
objectclub.jp
最近スクラムのことを勉強して、ベロシティと幸福度がどちらも大事という話についてぼんやり考えていたのでちょうど良いなと思った。
初参加ですが、Appreciative Inquiryの話よかった、ポジティブな方法で議論することを意識したい #xpjug
— すてにゃん (@stefafafan) September 18, 2021
ついでにあらゆる情報がまとまっているmiroボードの様子とか偏愛マップとかも紹介されていて完全に参考になった。
曲もはじめて聞いたけどいいですね…。CDほしい。
「DesignとScrumがなかよくする会」出張版スペシャル
https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15786/designscrum
最近自分もチームで教科書的なスクラムを導入しようとしていて、チームというのはエンジニアだけじゃなくてデザイナーもいるので気になってこの発表をちょっと聞いてみた。
開発プロセスの話、なぜか周りでもエンジニアがやってることが多くて、デザイナーの人とか他職種の人と開発プロセスの話をする機会は少ない気もするので良いコミュニティという感じだった。ついでにDiscordにも参加してみたので今後雑談会とか機会あれば顔だしてみようかなと思った。
「問題ばかり! なのに問題解決なんも分からん!」 仕組みと働きでまるっと分かる問題解決!
https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15808
とにかく発表が高速かつわかりやすくてすごかった。問題解決についてわかりやすい要素や図を使って色々と話されていてなんだか問題解決したくなるような発表だった。
初期状態から目標状態に至るまでの中間は何か、どういう行動がとれるか、どういう制約があるかなどを整理していくと「簡単な問題」なのか「難しい問題」なのかがわかるという話。インセプションデッキがこれらの要素をはっきりさせてくれるというのが登場して、たしかに、わかるとなった。
The Backlog Refinement: Success factor for SCRUM and engine for change management
ドイツの航空システム関連の仕事で、スクラムをどうやって導入していったかの話で、ちょっと途中話きけなかったけどとにかくすごそうだった。最初はビジョンだけがあってバックログは無い状態の上、関係者は変化を恐れているところからスタートしていたらしいので、じゃあ実際みんな何がしたいのか何を大事にしたいのかを付箋など使って整理していくところからはじめた。インセプションデッキみたいな感じだなと思った。
変化に寛容なグループから小さくはじめて、最初のうちに多く失敗をしておいて段々知見が溜まったら広めていくと良いらしい。
あとドイツの人もmiroのボードを使うと知ってなるほどとなりました。
マイクロサービスに至る歴史とこれから
https://confengine.com/conferences/xp2021/proposal/15604
2001年から現代まで登場した色々な「テクニック」と「テクノロジー」についてまとまっていてありがたいスライドだった。
アジャイル vs. ウォーターフォール、DevOps、Microservicesなど。テクノロジーはCloudやServerlessやCloud Nativeなど。
アジャイルを電車に例えてるのは少し面白いなとは思った。電車が走ってる間に人は乗降できないけどホームにいるひとたちは並び替え自由。たしかに。
LTセッション
いろいろな話がありましたが、
- 複数のスクラムチームのスクラムマスターをシャッフルした話は興味深かった
- チーム横断でエンジニア目線でのバックログ整理の話も興味深かった
- Amplify便利そう
- 「モノからモノが生まれる」という本気になる
- ユーザからのフィードバックをバックログにほぼそのまま積んだ上でそこからプロダクトバックログに紐付けしている話も気になる
みたいな感想でした。
全体
全体的に面白い話がたくさん聞けて普通に参加してよかった。参加できなかった他のセッションも気になる。この感じなら自分もLTくらいはできるはずだからLTしたいかも。